デング熱
又々デング熱が流行っているようだ。昨年の倍以上の感染者数という事で1月~8月にかけてタイ全土で2.5万人以上、デング出血熱の死者は15人を超えている。今年はシラチャ―方面が多いようであるが、全土でバンコクも含め26,000人強と結構感染者がいる。
今年はインドネシアでは300人以上の死者を出しているそうです。
それにしてもタイは多いです。今年はよく雨が降るので、水たまりが多く出来て、蚊の発生率が高いのか?
症状は、通常2~14日の潜伏期間を経て、突然の38~40度と高温の発熱が3日ほど続き、発熱による頭痛、関節痛等を伴います。その後自然軽快しますが、デング熱は重症に至らない場合が多いのですが、10~20%の確率で鼻血、血便、粘膜からの出血がみられるデング出血熱となると適切な治療が出来なければ15%くらいの確率で死に至ります。どちらかの見分けは難しいので3日以上高温発熱が続いた場合は医者にかかることをお勧めします。
ウイルスによる感染なのでワクチンと言う手もあるが、4種類の血清があるようで、基本的には蚊に刺されないことに注意するしかない。媒体のネッタイシマカとヒトスジシマカは熱帯・亜熱帯地帯で生息するので、タイ国全域にいると言っていい。特にネッタイシマカは屋内での吸血が主で、人に対しての吸血が90%と都市部型でバンコクに多く見られるようです。ヒトスジシマカは屋外で特に樹木に覆われている比較的日陰の多い地域で発生が多く見られ、動物からの吸血もあるようで、必ずしも人が吸血の対象ではないようです。
朝、夕の明るくなりかけ、暗くなりかけに多く出会うようでそのころに外出される場合は特に防虫剤の塗布や、長袖、長ズボンの着用を心がけるように。そして、屋内での吸血が多いネッタイシマカ対策は蚊取り線香/マットは欠かせない?物になりそうですね。